《アメリカ南西部》ロードトリップで全部巡ろう! 第3弾 ~ロウアーアンテロープキャニオンとザイオン国立公園〜

こんにちは!前回はユタ州とアリゾナ州の境にあるモニュメント・バレーの紹介をさせていただきましたが、今回はアリゾナ州のペイジにあるオレンジ色の岩壁が絵画のように美しく印象的なアンテロープキャニオンと、ユタ州の南部に位置する自然の宝庫ザイオン国立公園に向かっていきます。

さて、準備はいいですか?

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ペイジの町はアンテロープキャニオンに向かう観光客を対象としたビジネスで成り立っているといっても過言ではないほどアンテロープ熱の強い町でした。北部にはコロラド川の中間点パウエル湖、西部にはコロラド川の流れに削られ作り出されたホースシューベンドという蹄鉄の形をした岸壁の湾曲、更に南に行くとグランドキャニオン国立公園もあったりと多くの観光名所に囲まれているため、宿泊施設や娯楽施設もかなりありました。ただ何故かスタバはスーパーの中に一軒だけ!という不思議な事情。

さて、アンテロープキャニオンですが、ここはナバホ民族の集落の中にあるので一般の人が勝手に出入りできる場所ではないんですね。アンテロープキャニオンは二つあって、ひとつはアッパーアンテロープもう一方はロウアーアンテロープとなります。今回はロウアーアンテロープのみに入ったので、そちらの方の体験を書いていきます。

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僕の場合、アンテロープキャニオンに行く主目的がガチで写真撮影だったので、限られた時間で二つあるキャニオンのうちどちらに行くべきか色々と考えました。最終的にロウアーアンテロープで落ち着いたのですが、良い判断だったと思います。もし同じ考えでどちらかのアンテロープキャニオンの観光を考えているのであれば自信を持ってロウアーアンテロープを推します。
理由は以下です↓

  • ロウアーアンテロープは谷の形状がアルファベットのV型なので、そもそも何時行っても光源の心配がない。むしろ直射日光の無い早朝や夕方の方が写真を撮りやすいんです。逆にアッパーアンテロープはA型なので、陽が谷の真上に無いと、中は真っ暗でノイズがビリビリの写真しか取れないんですね。
  • 行った時期が10月だったのでアッパーアンテロープに差し込む光は弱すぎて写真を撮るのが厳しい状況でした。アッパーで確実に「これだっ!」て写真を撮るには季節も配慮に入れる必要があります。
  • キャニオン観光できるのが朝の時間帯だけだったので、写真を撮るのにベストな時間帯を考えるとロウアーアンテロープが理想的でした。特に僕が参加した朝8時半のツアーではまだ陽が完全に昇りきっていなかったので、谷の壁に反射された淡い光源が神秘的な雰囲気を醸し出していました。
  • ロウアーアンテロープキャニオンの写真家専用ツアーのサービスがかなり良かった。通常ならお断りの三脚も専用のバッジを持っていると使用可能だったし、人影が被写体に写りこまないようにガイドが通常観光の客の流れを塞き止めてくれるという配慮が良かったです。

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ロウアーアンテロープキャニオンに入るにはまずお金を払ってナバホ民族の集落の中に入らないといけません。入場料は一人$8。これはキャッシュのみで受け付けています。ロウアーアンテロープはナバホ公認のツアーガイドさんと一緒でないと入れてもらえないので、事前にツアーの予約をしておきましょう。色々調べたところKen’s Tourという会社が良さそうだったので、僕は写真家専用ツアー($42)に参加しました。因みに通常ツアーは$20と割安です。

口で説明してもなかなか伝わりにくいアンテロープキャニオンの魅力ですが、ここで掲載している写真を通してその感動を察していただければと思います。本当にキャニオン全体が芸術のような美しさで、岩壁に引かれた波状のデザインは自然が生み出した奇跡といっても過言ではないほどに繊細で、カメラのファインダーから目を離す事が出来ないほど魅惑的でした。通常は一本通行のキャニオンのツアーですが、写真家専用ツアーは出口から入って入り口近くまで進みそこから引き返して出口に戻るので、心ゆくまで写真が撮れて最高でした。また、ツアーガイドさんが別のツアーの流れを塞き止めてくれるのでキャニオンの全景を撮りやすく、普通は上れない岩場にも案内してくれたりとサービス要素が満載でした。

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二時間のツアー行程でしたが、撮影が楽しすぎてあっという間に終了。
ナバホ民族の方々が聖地として大切に保護しているからこそ今でもこの素晴らしい自然の芸術が見られるんですね。今回グループを案内してくれたガイドのSitting Buffalo(座るバッファロー)には本当に感謝です。

感動的なアンテロープキャニオンを後に、次はホースシューベンドに向かいます。

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Horseshoe Bend

観光ガイドブックなどでも表紙の写真になっていることが多いHorseshoe Bend。ここはペイジの中心地から車で15分ほどで行ける人気の観光スポットです。とにかくダイナミックなその姿は広角のレンズでも全景が入りきらないという巨大さ。さすがに有名な観光スポットだけあってツアーバスも乗り入れ呆れるくらいの混みようでした。

駐車場からHorseshoe Bendの崖までは歩いて15分くらい。子供連れやお年寄りも訪れる場所なのでそれほど厳しい道のりではないですが、砂漠地帯ならではの乾燥度と直射日光なので水分補給と日焼け止めは忘れずに。蹄鉄の形が綺麗に見える岩場まで来たら広角のレンズを装着して記念撮影!

horseshoe-bend-usa-road-trip-arizona-travelお約束のジャンプ写真もしっかりカメラに収めて再び長距離のドライブを開始。次はルート89を西にGrand Staircase-Escalante National Monumentの広大な渓谷の風景を抜けながらザイオン国立公園に向かいます。

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Zion National Park

Kanabの町を通り過ぎてルート89が9番道路に折れ曲がると、これまで見てきた砂漠の風景が一変して緑の生い茂る、アルプスの少女ハイジの居そうなのどかな田園風景が現れました。自然の宝庫ザイオン国立公園に近づいてきたということです。公園の東口から入園し、観光案内所に向かいます。アメリカの国立公園の中でも僕が最も好きなのがここザイオン国立公園。去年の年明けに一度この公園の中にあるAngels Landingまでハイキングに訪れて以来、この生態系豊かな緑と岩の美しい公園に惹かれるものを感じてきました。今回は夕方の三時間ほどの短い訪問でしたが、去年の旅を思い出させると同時に、また戻って来れたという静かな感激がじわじわと湧いてきました。

観光案内所のまわりにギフトショップが幾つかあり、そこで土産物をみたり休憩をとることにしました。お店でレジスターのお姉さんが「夕景が綺麗に見れる簡単なハイキングコースがあるよ」と教えてくれたのがCanyon Overlook Trail。日没までにはまだ時間があったので今回のロードトリップの目標である「国立公園の限定パッチ集め」を兼ねた買い物をしながらゆるゆると時を過ごしました。

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Canyon Overlook Trail

ハイキングコースの入り口は観光案内所から公園の東口へ向かう山道の2つのトンネルを抜けたすぐ後にありました。2つ目のトンネルを抜けたすぐの場所に駐車場があり、ここに車を停めるのが一番ラクなのですが、スペースが限られているので停められないときは更に山道(9番道路)を東に進み路上駐車できそうなスペースを見つけることになります。何とか車を停めて、来た道を徒歩でハイキングコースまで引き返していると、山から山羊の家族が飛び出してきました。突然の野生動物との至近距離での感動的な遭遇。山羊たちはカメラを持ってそろりそろりと近づく自分の姿を見て「何だコイツ?」て顔してましたけど。

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ザイオンの谷を全貌できるというCanyon Overlookの眺望ポイントまでは往復で1.6kmほどの山道を歩いていきます。行きは斜面を上がっていくので結構大変ですが、見晴らしの良い場所まで出てくると目前に広がるザイオンの美しい谷の景色が心を潤します。夕方にハイキングを始めるときはヘッドランプか懐中電灯は必ず持っていきましょう。

日没も終わりかけた頃になりましたが、残光が遠くの雲を茜色に染めて綺麗でした。谷の下のほうを見ると山道を上がってくる車のヘッドランプの他には人工的な光は一切無く、大自然の沈黙だけが其処にありました。天を仰ぐと綺麗な月が顔を出し、宵の訪れを告げています。「ああ、なんて素敵な場所なんだ。ザイオンよ。」

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来た道を引き返し車に戻り今晩の宿泊ポイントである北の町Panguitchへ車を走らせました。次はブライスキャニオン国立公園へ案内します。お楽しみに。

《つづく》

PART 1 :: アーチズとキャニオンランズ国立公園!

PART 2 :: モニュメント・バレーへの道!

PART 4 :: ブライスキャニオン国立公園!

PART 5 :: キャピトルリーフ国立公園とボンヴィル塩湖!

PART 6 :: イエローストーン国立公園!



★英語ですが参考になる情報★

Ken’s Tour―今回僕たちが参加したロウアーアンテロープキャニオンのツアー会社

ザイオン国立公園のハイキングコース一覧

去年チャレンジした王道Angels Landingのハイキングレポート

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