アメリカでロードトリップする際に知っておきたい5つのこと

アメリカに住んで今年で10年。その間に車で何度か大陸を縦横無尽に横断しましたが、やっぱりこの国は広くて見所が満載なんですよね。
アメリカに長期間滞在する機会がある方には列車旅行や飛行機移動での「おいしいところ取り旅行」もいいけど、時間を掛けて自分の力でアメリカ大陸を満喫できるロードトリップの魅力をプッシュしたいですね。

ロードトリップやってみたいけど不安もある。

車で歴史あるROUTE-66とか突っ走るのが俺/私の長年の夢だったんだ!とは言っても実際に事を起こそうと思うとなかなか不安なこともある。いくつかの諸事情が積み重なって結局ロードトリップせず仕舞い…なんてトホホな後日談を聞くことがあるのですが、いったい何が問題だったのでしょうか?

今回はあなたの人生観を変えてしまうほど最高なロードトリップを計画していただくために、出発前に必ずやっておきたい5つの重要ポイントを紹介します!

(1) ポシャッたひとつの大きな理由として旅仲間を見つけるのが難しかったという声があります。確かに長距離の車旅行となると気心の知れた友達とパーティーを組むのがベストですよね。旅行中に喧嘩して険悪なモードになるとか、車という密室の中で生活を共有するからこそ発生しかねないトラブルには要注意です。事前にお互いの生活スタイルやプライバシーの範囲をしっかりと理解し、車内には常に楽しくて心地よい空気を保つことを心掛けていくこと。これは鉄則です。

アメリカの主要都市には邦人向けのフリーペーパーや掲示板などがあるので(例:びびなび)、そういった場所で旅仲間を探すのも一つの手段かもしれません。他にも旅人のコミュニティーCouchsurfingでも掲示板を通して旅仲間を探すことは出来ますし、Meetupでもハイキングやキャンプ旅行などを計画しているグループは結構ありますのでそういったところから旅仲間を探すのも手です。

(2) 大人数のパーティー(4人以上)を組むとなると、旅程日の不都合や突然の変更は付きものです。出発直前に「やっぱ行けない」という事態も発生しかねないので、旅程をしっかりと決めて、参加者全員がそのスケジュールにコミットできるかどうかを早い段階で確認することが大切です。レンタカーや出発前に予約しておかなくてはならない宿泊施設やアトラクション等がある場合は発生するお金の予算をちゃんと数字に起こして参加者全員が事前に代表者に提出するという形で管理しておくことはいいアイディアだと思います。こうしておけばドタキャン率は下がるはずですし、補欠者を探す場合にも各自、責任感が生まれますよね。

(3) 治安や言語の不安で結局ロードトリップやらなかったという声も少なくないです。自分の場合は英語の不自由はないので、言葉の問題は無いのですが、語学留学で英語の読み書きはOKでも会話となると少し不安だったという方で「ロードトリップをしたよ」って声を聞いたこともあります。なので、そう簡単に思いとどまらないでほしいです。

僕も南米や東南アジアの言語の通じない国々を旅行したときに思ったのが、最終的に言葉のギャップというのは伝えようという意思によって越えていけるものだということです。三人寄れば文殊の知恵じゃないですが、要は一緒に旅をする仲間と協力し合えば大体の言葉の問題は抜けられる訳です。

治安に関しては最終的に旅人の勘に頼るしかない(笑)ですが、とりあえず辺鄙な土地やあからさまに危険なスラム地区に滞在するのはよしましょう。アメリカの場合、田舎に行けば田舎に行くほど人の感じも素朴になってくるので、盗難や人身事故なんかは自己管理さえしっかりしておけば未然に防ぐことが可能です。都市部にはスラム地区と呼ばれる低所得民の集中している地区が目立ちますので、目的地に到着したらホテルのフロントでその街の治安状況を尋ねることもスマートかもしれません。

(4) 予算が良くわからなかったので行きとどまるというケースもあります。基本的にロードトリップには以下の出費を予算に組み込むことになります↓

  • レンタカー(自家用車でない場合)
  • 宿泊費
  • ガソリン代
  • 食費・その他のアクティビティー出費

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レンタカーは基本的にアメリカ国内で予約したほうが日本で予約するよりも安いので、Kayak.comSkyscanner.comを通して探すといいでしょう。大体の場合が出発地点最寄の空港でピックアップと返却を行うことになるので、旅のルートにあったレンタカーサービスを決めておきましょう。往復ではなく片道の大陸横断(例:西海岸カリフォルニアから東海岸ニューヨーク)の場合は、レンタカーの返却地点も最終到着地に設定できますが、手数料が掛かるので合計で倍以上の金額になります。利用するレンタカー会社によって手数料の規制は違いますが、一つの例として今年5月の最初の3週間にラスベガスのMccarran空港をピックアップ地点にしてレンタカーをSkyscanner.comで検索した場合、同じ返却地点だと最安値で$533(税金・手数料含まない)かわって返却地点をニューヨークのJFK空港にした場合$1290(税金・手数料含まない)と大幅に跳ね上がりました。ガソリン代もレンタカーも事前に色々と調べておけば、参加者の人数にあわせて各自の負担する金額の大まかな計算ができると思います。

宿泊費もモーテルなどをブッキングする場合、よほどの選り好みさえなければ一泊$100ぐらいで抑えられるでしょう。これを割り勘で支払えば個人の出費はそれほど大きくなりません。国立公園や大きな都市の周りにはAirbnbを通して住居を宿泊場所として提供している人や、ホステル施設も沢山ありますのでHostelworld.comなども便利でしょう。他には旅人のコミュニティーCouchsurfingなどで泊めてくれる良心的な人と巡り合えるかもしれません。また、アウトドア派の方ならせっかくアメリカの大自然に触れられる機会なのでテントを張ってビバーク!なんてのもありかもしれませんね。

(5) どれくらい時間が掛かるのかわからないのでやめた。という非常に残念な声も少なくはないです。アメリカという国はめちゃくちゃ広いのですが、大陸横断自体は1週間あれば一応は可能です。あれもこれもアイディアを詰め込みすぎると収拾が付かなくなってしまいますが、地図を開いてピンポイントを詰めていきながら主要時間を計算してみるといいでしょう。

いくつかサンプル・ルートを紹介していきます。

Captureロサンゼルスからボストンへ

[Google Maps参考ルート]

五年前のことになりますが、ロサンゼルスからボストンまで大陸横断をした時はLos Angeles (California)→Prescott (Arizona)→Santa Fe (New Mexico)→Oklahoma City (Oklahoma)→Memphis (Tennessee)→Columbus (Ohio)→Boston (Massachusetts)のルートで5泊6日の弾丸旅行を敢行しました。時間的には詰め詰めだったので、ひたすらに車を走らせたという記憶のほうが濃厚でしたが(毎日8~10時間ぐらい)出来ない事はないです。グランドキャニオンや国立公園のポイントも押さえるとなると一週間ではさすがに厳しくなるので、各停泊地点までの移動に掛かる時間を逆算してルートと旅行期間を計算するのがキーポイントです。

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シアトルからサンディエゴまで西海岸横断

[Google Maps参考ルート]

西海岸限定の場合は例えばシアトル(あるいは国境越えてカナダのバンクーバー)からPortland (Oregon)→Crater Lake/Klamath Falls (Oregon)→San Francisco (California)→Los Angeles (California)→San Diego (California)といったルートも面白いです。自然が豊富でダイナミックな太平洋の海岸線も魅力的な西海岸はクレイターレイク国立公園や赤杉の森林など見所豊富なので、出来る限り日にちを延ばしてゆっくりと観光してみることをお勧めします。(主要時間およそ一週間)

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ボストンからロサンゼルスへ(東から西へ大陸横断)

[Google Maps参考ルート]

東海岸のボストンから今度は逆にロサンゼルスまで東西に大陸を横断するのも素晴らしいです。Boston (Massachusetts)→Cleveland (Ohio)→Chicago (Illinois)→Kansas City (Missouri)→Colorado Springs (Colorado)→Salt Lake City (Utah)→San Francisco (California)→Los Angeles (California)上で紹介した大陸横断のルートが南部から北上して行ったのとは逆に今回は北部と中西部の州をポイントに移動しました。主要時間は一週間。コロラド州とユタ州の間には標高の高い山が多く車の速度も落ちてしまいがちなので最後の数日間は早朝の出発が必至でした。ルート的には砂漠気候の南部とは違い、トウモロコシ畑が多くて比較的平坦な中西部はアメリカの田舎チックさがノスタルジアを醸し出していました。

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最初の大陸横断ルートにアリゾナ州のグランドキャニオンを交えるとよりアメリカンなロードトリップに。Historical Route 66に乗りつつアリゾナのほぼ中心にあるFlagstaffの町を拠点に北に向かって一時間半ほどで辿り着けるグランドキャニオンは季節によって渓谷の色が変わり、訪れる観光客を日々魅了しています。

欲張って全てを見ようとすると、さらに時間が掛かりますので、取りあえず大陸横断だけしたいというのであれば最初のルートにグランドキャニオンの名所やテキサス州を組み込んで6日間から10日間以上に旅行期間を引き延ばしてロードトリップするのがベストでしょう。ちなみに僕が大陸を横断したのは五月の初夏だったので、東南部ではトルネード警告を含む暴風雨に見舞われハイウェイの一部が水没するというハプニングもあり、移動ルートに若干の変更を加えました。冬になると雪や道路の凍結などでさらに移動が厳しくなりますので、季節に合わせて計画を立ててください。

他にも参考まで:

ラスベガスからアリゾナ州のセドナ国立公園(最低でも3日間)

ラスベガスからザイオン国立公園まで(日帰り可能)

ラスベガスからデスバレー国立公園まで(日帰り可能)

サンフランシスコからヨセミテ国立公園まで(日帰り・2日間以上)

サンフランシスコからクレイターレイク国立公園まで(最低でも3日間)


ロードトリップをするにおいて心得ておきたい5つのこと

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僕の人生初のロードトリップはフロリダ州のFt. Lauderdaleから5日掛けてGeorgia, South Carolina, North Carolina, Virginia, Washington D.C., Pennsylvania, そして最終的にNew Jerseyまで道中人々の良心にすがりながら突っ走るという青いものだった。

自分の場合、初めてロードトリップをしたのが大学一年生の時だったので贅沢な旅行が出来るはずもなく、同行した友人と彼の親戚や学校の友達の家族の恩恵に与りながら貧乏旅行をしたのでした。

今振り返ってみると、がむしゃらにGoogle Mapsでルートを組み立てて行った割には充実としたロードトリップでした。金のほとんどない貧乏学生の自分でも出来たのだから、これを読んでいるあなたに出来ないはずはないのです。それでは最後にロードトリップを計画/実行する上で心得ておきたい5つのことを紹介します。

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(1)予期せぬトラブルを常に予期する。

これは鉄則です。自家用車でロードトリップを行う場合は必ず車の点検を行いましょう。道中でぶっ壊れる、という心構えで旅に出ましょう。重要なポイントとしてはタイヤの磨り減り、ブレーキパッドの調子、エンジンベルトのコンディションあたりは要チェックです。少しでも不安な部分があるならば出発前に修理しておく。あと、AAAのようなロードサイド・サービスに加入しておくこと。もし万が一車の調子が悪くなった場合はレッカー車で迎えに来てくれるので大変心強いです。

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(2)ガソリンは満タンに出来るときに満タンにしておく。

アメリカはだだっ広い大陸国です。場所によっては100マイルほど砂漠が続き、人家の影などどこにも見えなくなることさえあります。こういった文明から離れた場所に出てきたらガソリンのメーターに要注意です。ゲージが半分以下になったら次にガソリンを入れられるEXITを確認しましょう。ガス欠のギリギリまで突っ走るのは無謀です。予備のポリタンクをひとつトランクに積めておくのも悪くないアイディアです。ガソリンを入れるときは必ず満タンに!あ、あとトイレ休憩も忘れずに(汗

005(3)地図はスマートフォン以上に重宝する。

Google Mapsや宇宙衛星を介したGPSなどは長期のロードトリップには必要不可欠ですが、ネットワークデータは圏外になって使い物にならなくなることが多いのでバックアップとして地図の本かプリントアウトしたルートマップは必ず車に置いておきましょう。実際問題、一度ハイウェイに乗ってしまえば数時間は乗り続けることになるのでデータとバッテリーの節約のためにも携帯はFLIGHT MODEに切り替えておくといいでしょう。

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(4)ハイウェイの掟。レーンの違いを理解する。

多くのハイウェイが交差する場所ではレーンの数もとても多く広々としたアメリカの風を感じられるのですが、南部の砂漠地帯から東海岸に向かってずーっと続くハイウェイ40などは車線の数も2つや3つしかなくなるので、たまに見かける他の車が遅くていらいらしてしまうこともあると思います。特にマナーの悪いトラックが二台車道を占領してしまうと長いことトロトロ運転で気分が一気につぶれます。そういう時はアクセルを踏み込んでチャンスを狙って追い越してしまうのが一番なのですが、これがなかなかうまく行かないこともあります。

アメリカのハイウェイは基本的に左側がファスト・レーンで右側がスロー・レーンとなっているので、ファスト・レーンに遅い車がいると他のドライバーからかなり苛められます(逆に苛めてもいい)。決してスピード違反を促すわけではないですが、特に危険のないオープンなハイウェイでは80マイル以上出しても特に問題はないので、ぐんぐん前に向かいましょう。逆に追い越したがっている車が後ろから来たらウィンカーを出して右側のスロー・レーンに移りハイウェイの掟を守りましょう。道路脇に待機しているパトカーには要注意。スピード違反を狙っています。立体高速道路の陰や、坂道を下った死角になっている場所などに待機していることが多いので、こういった場所を走り抜けるときはスピードを落とすように。

001(5)州都の名前を覚える。

アメリカは全部で50州ありそれぞれには州都があります。ロードトリップで様々な州を抜ける際に「目的地まであと何マイル」という標識を見かけますが、州都の名前を知っておくと自分が向かっている方角と距離の確認が出来るので便利です。あと車内で50州の名前とそれぞれの州都の名前を順繰りに答えていくというゲームもなかなか面白いです。


 

ロードトリップは広大なアメリカを感じるのに最適な旅の手段です。自分の力でアメリカの自然の雄大さを感じることは人生観を変えるに足る経験です。皆さんも是非旅に出て、その時に感じたもの、見たもの、思ったことなどを人生の記録に残してみてはいかがでしょうか?

ロードトリップを計画するにあたって今回の投稿ではカバーしきれなかったことも沢山あると思いますが、質問・要望などがあればお寄せください。

より多くの方が最高の旅に出られることを願って。

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