《アメリカ南西部》ロードトリップで全部巡ろう! 第2弾 ~モニュメント・バレーへの道~

お待たせしました。ロードトリップ・シリーズ第2弾!今回は西部劇の舞台としても有名なモニュメント・バレーに向かうルートを紹介します。前回はアーチズ国立公園でとても幻想的な岩の姿を見て参りましたが、今回のモニュメント・バレーにもとてもユニークな形をした岩が広大な砂漠にポツポツと散らばり、前者とはまた一味違った感動を呼び起こします。

出発地点はキャニオンランズ国立公園の玄関口とも言えるMonticelloの町。ここから南に向かい、ユタ州からアリゾナ州に入っていきます。MonticelloにはPeace Tree Juice Cafeという小さなカフェがあったので(敬虔なモルモン教徒の多いユタ州では日曜日に営業しているカフェはここだけでした)コーヒーを飲みながら一日の行動プランを立てることにしました。

モニュメント・バレーに向かう道順はルート163の高速道路を進んで行くのが定番ですが、ここMonticelloの南にあるBlandingという町から西に分岐するルート95には古代先住民たちの遺跡があるという情報が!これは絶対に見逃せないということで、道中色々なものが見られる以下のルートを選択して出発!

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Monticelloを出発してBlandingからButler Wash Ruins(遺跡)→Moki Dugwayの崖を降り→Goosenecks State Park(州立公園)を見てモニュメント・バレーを観光しました。

朝のコーヒーのパワーは素晴らしい!
張りきって最初の目的地Butler Washの遺跡へ向かいます。

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Butler Wash遺跡と隠されたアーチ

Blandingの観光局から南に向かって車を走らせると「Natural Bridges National Monument」の方面に向かうルート95の分岐点が見えてきます。これを右に曲がって行くと景色が一変して高低の差の険しい山道になっていきます。ルート95を20マイルほど進むと右手側にButler Wash Ruinsの駐車場の入り口が現れるのですが、東から西に向かう車道には目印になるような標識も無く入り口をミスしてしまう可能性が大。もし壁のような巨大な赤い岩の谷間を通り抜ける場所に差し掛かったらButler Washは既に通り過ぎてしまっているのでUターンしてください。逆方向(西方面)から戻って来れば小さい標識が立っているので少し分かりやすいと思います。

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Butler Wash遺跡は駐車場から散歩感覚のハイキングで簡単に見ることができます。水は必ず持って行きましょう。あと照り返しが強いのでカメラのNDレンズフィルターも忘れずに。駐車場から歩いて15分くらいで、古代プエブロ人の遺跡の見える展望台に到着です。

紀元前1200年頃に出現したという古代人の築いた石造りの遺跡は、大自然の極限の環境と共存してきた人類の歴史を思い起こさせます。展望台から見える遺跡は小さなものが一つ二つでしたが、遺跡の上手の方に掛かる天然のアーチを発見。それは現代人の胸の底に眠る冒険心をくすぐる風貌で、展望台からも歩いていける距離にありました。早速、岩場を上がってアーチの真上を渡り、下に広がった洞穴の中に降りてみることに。

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アーチ下の洞穴は2メートルから3メートルほどの深さがあり、表面のツルツルした岩の壁のくぼみを使いながらボルダリング形式に降りて行きます。中は遠くから見る以上に広く、その昔は古代人の居住地にもなっていた様子でした。アーチズ国立公園でも地上から突き出るようにそびえ立つ赤いアーチを幾つか見ましたが、ここButler Wash遺跡の白いアーチは洞窟の天井が洪水の浸食で削られて空洞となったようなつくりになっていました。水の力によって削られた岩の彫刻はこれから先のキャピトルリーフ国立公園でも多く見られるアメリカ南西部の特徴的な自然形態の一つです。

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《急な坂道要注意!》Moki Dugwayの絶壁と絶景

遺跡を後にしてルート95を更に進むと南に向かうルート261の分岐点に差し掛かります。ルート261に見られる景色はほとんどが砂漠と定期的な緑だけの味気ないものなのですが、しばらく行くと何やら路上駐車をしている観光客たちの姿を発見。その先には展望台らしきものがある様子なので僕たちも車を停めて人だかりのある方へ向かいました。「Moki Dugway」というステッカーだらけの看板を見つけると、その向こうにはパーっと開けた絶景が!そう、ここがモニュメント・バレーの玄関口であるGarden of the Gods(神々の庭)そしてMexican Hatの丁度真上にある巨大な岩の絶壁Moki Dugway「切り通しの崖道」だったのです。

Moki Dugwayの崖から恐る恐る下を覗き込んで見ると、崖っぷちにいくつかの折り返しがあり、中腹辺りに数台の車が動いているのが見えました。ほとんど整備されていない砂利道でしたが、かろうじて車が崖下まで移動できるように作られたまさにDIYな道路。雨が降ったら絶対に通りたくはない、けれどここを通らないとモニュメント・バレーにはたどり着けないという真に避けては通れない一本道でスリル満点の下り坂でした!

Moki Dugwayを下りルート261を更に進んで行くとGarden of the Godsの岩場の姿が左手側、そしてGoosenecks State Parkというもう一つの見所に向かう分岐点が右手に見えてきます。僕たちはダイナミックな渓谷のうねりが見れるという名所Goosenecks State Parkに向かってハンドルを切りました。

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Goosenecks State Park

州立公園として保護されているGoosenecks State Parkはゲート設備された公園で、キャンプやハイキングをする客も多く訪れている様子でした。入園料の$5を支払い入り口すぐ近くの展望台に車を停めて散策開始!駐車場から展望台は目と鼻の先で、少し歩くと目の前には巨大な戦艦のような形をした岩が見えてきました。これはまさしく写真で見たHorseshoe Bendとそっくりではないか!と思わせるクネッとしたその姿は、確かにGoosenecks(ガチョウの首)と呼ばれている理由も分からなくもない。しかし何故にそのような適当な名前が付けられてしまったのか、少し可愛そうな気もしてしまうそんな場所でした。

ガチョウの首というあまりにも強引な名前を付けられてしまった公園の景観を楽しんでいると時間はそろそろ2時頃に。モニュメント・バレーまでの道のりはまだまだあるので再び来た道を引き返しルート261から更に南にあるルート163に合流しました。
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ルート163 ―モニュメント・バレーへの道―

ルート163を西に向かってMexican Hatの小さな町を通り過ぎると、陽炎の向こうにぼんやりとした岩の集合体が見え始めてきました。車窓からではシルエットとしてしか見えませんでしたが、それは間違いなく西部劇の象徴でもあるモニュメント・バレーの景色で、距離が縮まるごとにジョン・フォードの映画の中に入り込むような感動を与えました。

ナバホ民族の自然保護地域であるMonument Valley Navajo Tribal Parkではドライブでダイナミックなモニュメントたちの目の前まで行くことができるので、足を伸ばしてみることを勧めます!

monument-valley-navajo-arizona-utah-roadtrip-usaMonument Valley Navajo Tribal Park

Monument Valley Navajo Tribal Parkは丁度ユタ州とアリゾナ州の境界線の上に位置しています。大きな看板も出ているので直ぐに見つけられるので安心を。入園料は車一台で$20。ゲートを越えると観光案内所があるので、そこで車を停めてツアーに参加するか個人で17マイルのドライブ・コースを巡るという選択肢があります。今回僕たちはツアーには参加しなかったのですが、公園の入り口で景観ポイントを示したマップをもらえるのでそれを参考に良さそうなポイントを幾つか巡ることにしました。

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公園内の17マイルのドライブコースは舗装されていない凸凹道なので、セダン車では少し不安になる部分もありましたが、砂埃を巻き上げながら最初の景観スポットJohn Ford’s Pointに到着。西部劇の巨匠ジョン・フォードも幾度となく見渡したであろうモニュメント・バレーの壮観を思う存分に堪能しました。

他にも景観スポットはいくつもありましたが、名前が記憶できたのは結局John Ford’s Pointだけ笑。トーテムポールと呼ばれる巨大な柱の形をした岩も印象的でした。陽も傾き始め、辺りの風景にさらなる変化が近づくのを感じさせます。

日没の時刻がやってきました。数分、数秒ごとにモニュメントたちに当たる光の角度と加減が変わり、カメラのシャッターを閉じる度に全く異なったイメージが視界に広がります。遠くに見えるモニュメントたちの隙間を縫うように砂埃を上げながら走る車。まるで大地が闇に食べられていくような光と影のドラマ。そして日が沈んだ後もほの白い桃色を湛える雲空の下にのほほんと横たわるモニュメントたち。写真を何枚撮っても飽き足りない美しい景色でした。

ネイビーブルーの暗空が大地にベールを降ろす頃、名残惜しくもモニュメント・バレーを去る時が訪れました。

翌日はアンテロープ・キャニオンとザイオン国立公園に向かうので、アリゾナ州のペイジの町までここから二時間ほどのドライブで向かいます。

《つづく》

PART 1 :: アーチズとキャニオンランズ国立公園!

PART 3 :: ロウアーアンテロープキャニオンとザイオン国立公園!

PART 4 :: ブライスキャニオン国立公園!

PART 5 :: キャピトルリーフ国立公園とボンヴィル塩湖!

PART 6 :: イエローストーン国立公園!


★英語ですが参考になる情報★

Monument Valley Navajo Tribal Parkのウェブサイト。

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