《ペルー漂流記》古代インカのルーツ チチカカ湖でホームステイ2日間!

体積の60%をペルー、40%をボリビアの領土に分けるチチカカ湖は南米の山深い内陸地から眺めるとまるで海のように広大で息を呑むものがあります。南米最大のこの湖は、世界で最も標高の高い地点にある航行可能な古代湖としてギネスブックに名を刻む一大名所であり、インカ帝国の歴史が始まった場所とも言われています。マチュピチュだけがペルーではない、そんな当たり前な事ながら忘れられてしまいがちな旅事情を一掃してくれる魅力にあふれた場所がチチカカ湖なのです。

以前紹介したチョケキラオからマチュピチュまで8日間掛けて制覇するトレッキング!の後、僕が向かったのはクスコ市内のバスターミナル。ホステルからタクシーで、ドライバーと生半可なスペイン語で雑談を交えながらターミナルへ向かい、目的のバスに搭乗したのは夜半過ぎ。チチカカ湖の入り口となっている町プノへ向かいます。

プノに到着したのは翌朝の5時ごろ。早暁の中、物売りやタクシー運転手たちがいきり立つバスターミナル。自分のようなスペイン語の喋れないアジア人などはまるで蜘蛛の巣に掛かった蝶のようなもの。バスの中で仲良くなったおばちゃんに手伝ってもらい、自分のブッキングしたチチカカ湖ツアーのガイドと合流して、とりあえずプノ市内のツアー会社のオフィスまで荷物を預けに行きました。

チチカカ湖のツアーをひとりでブッキングした場合、以下のことを考えておくといいでしょう。

  • ツアーは大体の場合2日間のパッケージになっています。初日は午前9時ごろにスタートし、翌日の午後4時前後に終了します。チチカカ湖ツアーの後、別の町へバス移動する場合はプノのバスターミナルで事前に翌日のバスの時間の確認とチケットを購入しておくといいです。僕の場合はツアーの後、アレキパに向かうことにしたので、プノに到着した際に翌日午後4時半のバスチケットを購入しました。
  • 飛行機でチチカカ湖に訪れる場合、プノの北に位置するフリアカ(Juliaca)に唯一の空港があります。但し、フリアカはプノと比べて治安の悪い町とされているので、宿泊はプノですることをお勧めします。
  • 早朝にスタートするチチカカ湖のツアーはプノのツアー会社のオフィスからワゴン車で港まで送ってもらうことが主なので、不要な荷物はオフィスで預けて、軽装で参加するのがいいでしょう。

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チチカカ湖と伝統ある3つの島々

チチカカ湖は「灰色の豹」という意味を持つのですが、これは地図を広げると湖の形が太った豹のようにみえるということから古代インカにそう呼び伝えられているそうです。古くからインカの人々が産まれた場所と伝わる神聖なこの湖は、豊富な食料と資源を人々の生活に与えてきた、まさに母なる海のような存在なのです。

Puno Port

プノの港からクルーザーに乗りチチカカ湖に出ると、遠目に幾つかの島が見えてきます。僕が参加した2日間のツアーでは、Uros、Amantani、 Taquileという3つの島を巡り、各島の特徴的な伝統と民芸に触れる貴重な体験が出来ました。

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Uros

Urosはプノの港から40分程度で辿り着ける小さな人工島です。藁を編み合わせて作られたブロックは耐久性があり、古くからチチカカ湖の住民たちに生活の場所と移り変わりやすい湖の気候からの安全地帯を提供してきました。現在ではソーラーパネルのような非常にエコな近代技術の導入も見られますが、島民の生活や伝統は今も変わらぬまま続けられています。

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Amantani

Urosで伝統的なチチカカ湖の生活の営みに触れた後、クルーザーは更に湖の中心に向かって進みます。3時間ほど大海ばりの波間を掻き分けていくと、第二の目的地Amantani島に到着です。Amantaniの船着場には住民の人々が待ち受け、来島者たちを温かく迎えてくれます。
初日はこの島の家族の家でホームステイすることになりました。

僕がお世話になったのはママ・マリアさんのお宅。息子さんと旦那さんの3人で切り盛りしているアパート風のお宅では、温かいキノアのスープとムニャのお茶で歓迎してくれました。

美味しいスープとちょっとしたティータイムの後は島の広場でグループと待ち合わせ、小高い丘の頂上にあるパチャママ神殿とパチャタタ神殿に向かってハイキングです。

Reaching the summit of Pachamama (Earth Mother).
パチャママ神殿の頂上にて。

パチャママとパチャタタからはチチカカ湖が一望でき、天気のいい日には夕景も美しい写真撮影のベストスポットです。双方の神殿に続く道はインカ特有の繊細な石造りのアーチやフェンスで装飾され、なるほどチチカカ湖からインカ民族が産まれてきたという伝説の所以を感じさせます。

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小高い丘の頂上に静粛に佇むパチャママ神殿、儀式などが無い限りは他に人影もあまり見られない雰囲気でした。代わって登り道の若干険しいパチャタタに続く道には民芸品を売る人も多く、神殿の周りには他の観光客の姿が見られました。

パチャタタの頂上で子供の売るグラナディーヤの実を喫しながら、湖の彼方西方に沈みゆく陽光の陰りを眺めました。

のどかだなあ…

チチカカ湖での2日間を総編集したビデオをどうぞご覧ください!

Amantani Peru Lake Titicaca
ママ・マリアとホストファミリーの皆さんと。

Amantaniで伝統芸能を嗜む

パチャタタ神殿で荘厳な夕焼けを堪能した後はママ・マリアの家に戻りディナーをいただきました。突然降り出した豪雨はここが大きな湖の真ん中にある島だということを思い知らせる強さで、一瞬にして一階のプラザを水浸しにしてしまいました。風もものすごく強く、後ほどに市民会館で予定されているフィエスタもキャンセルになるのでは?といわんばかりの悪天候でしたが、ママ・マリアたちは至って冷静に「そのうち止むから大丈夫」とダイニングルームのロウソクの灯火を片手にムニャのお茶を淹れてくれました。

嵐は一時間ほどで過ぎ、市民会館では予定されていたフィエスタが開催されました。お祭りというよりは小規模な伝統芸能の催しでしたが、チチカカ湖の民謡とホストファミリーを交えた親密なパーティは、「俺、はるばるチチカカ湖のど真ん中まで来ちゃったな~」といった感動を与えてくれました。

Taquile Island Peru Lake Titicaca

Taquile

ツアー二日目。ホストファミリーの皆さんに別れを告げ、今回のツアー最後の目的地であるTaquile島へ向かいます。このTaquileの島は民芸品の縫物がユネスコの文化遺産に指摘されているのですが、すべてが男性の手で作られているというちょっとユニークな島なんですね。Hand-knitting Man(手縫い男)というでかい看板を掲げるお店を見るとなんともマッチョですが、ここで手に入る縫物は帽子からセーターから靴下まで非常に繊細な刺繍が施されていて技術の高さを感じさせます。カンボジアのバンテアイ・スレイ神殿などは女性の小さな手によって彫像されたので細部まで緻密な彫刻ができたと言われていましたが、現代のここTaquileでは手縫い男たちがせっせと女性顔負けなフェミニンな民芸品を作っているというのも面白いなと思いました。

Taquile Island Peru Lake Titicaca

Taquileの縫物にはそれを身にまとう人物の地位や配偶者の有無を示す意味合いを持つらしく、行き交う島の人々の帽子のデザインを観察していると、ある人は議員だったり、ある人は婚活中だったり、様々なドラマが垣間見えて面白いです。ユネスコの文化遺産に登録されるほど濃厚な伝統を残す小さな島がこんなに陸地から離れた広い湖の真ん中にあって、僕のような観光客がその場所まで辿り着けるなんて、現代はなんとも奇妙な世だなと思います。ペルーに訪れる機会があるならば、チチカカ湖と、その中の素敵な島々は絶対に体験していただきたい名所です。

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次回のペルー旅記は白い都市アレキパとコルカ渓谷のトレッキングについて書きます。乞うご期待!

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