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《ペルー漂流記》コルカ渓谷と白い都アレキパの人々

ずいぶんと遅れてしまいましたが、ペルー漂流記。
今回はアレキパとコルカ渓谷を紹介します!

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ペルーの南部は砂漠と山岳地帯が多いと以前書きましたが、「白い都」と称されるアレキパもペルーの南部、チリとの国境に手の届きそうな地点に位置しています。

ここアレキパは三つの活火山に囲まれ、昔からその強大な自然の力の前に人々は畏れながら生活してきました。スペイン統治時代には多くのヨーロッパ人がこのアレキパに移住をし、白人の多い「白い都」が築かれました。

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アレキパという町は、滞在中に訪れたペルーの町の中でも西洋の影響が色濃く残る場所で、町の中心部にはスペインさながらの立派な大聖堂が建ち歴史の重みを感じさせます。

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アレキパの豊かな食文化

アレキパの最大の魅力は南部特有の食文化に触れられる事です。

町のいたるところにはピカンテリアと呼ばれる食堂が存在し、ここでは地方料理の味をくまなく堪能することが出来ます。ピカンテリアに行ったら必ず抑えておきたいのが海老のスープ(chupa de camarones)とオコパ(アレキパの地方料理で芋にクリームソースをかけたもの)です。定番のロモサルタード(ステーキ肉にたまねぎやパプリカを炒め合わせてフライドポテトとライスと共に醤油風のソースを和えて食べる料理で、海外でもよく知られているペルー料理のひとつ。クスコでは牛肉の代わりにアルパカ肉で調理されることもある。)その他にもギニーピッグを丸ごとフライにしたものもピカンテリアで食せる地方料理なので、要チェックです。

アレキパにもクスコやリマにあったチョコレート美術館があります。
ロケーションは観光名所のサンタ・カタリナ修道院近くで、多くのツアーがこのお店を終了地点に設定している様子なので、知らずとも一度は誘導されて来ることになるお店です。このお店では美味しいチョコレートはもちろんのこと、様々なバラエティの地産ビールも楽しめます。
自分もこちらお店のwifiにはお世話になりました。

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Chaqchao Chocolatesのテラスからサンタ・カタリナ修道院を見た風景です。

アレキパ市内で決して見逃せないポイントはサンタ・カタリナ修道院とサンタ・テレサ修道院の2大修道院、サン・カミロ市場、そしてフワニタ博物館です。プラザの中心にある大聖堂も散策中に一度は通るので要チェック。以上のポイントはアレキパという町の歴史や人々の生活の営みを知るためには必ず訪れておきたい場所です。

アレキパ市内にはペルー観光局の事務所もありますので、そこで市内観光のツアー情報を手に入れてもいいかもしれませんね。自分の場合は初日にプラザ出発の無料ウォーキングツアーに参加して他の旅人たちと町のあちこちを歩いて回りました。翌日はコルカ渓谷のツアーに参加して、アレキパに戻ってきてからウォーキングツアーでカバーされなかった名所を慣れ始めた地図に従って観光しました。

主要観光ポイントをひとつずつ紹介していきます↓

サンタ・カタリナ修道院

アレキパの町の北部にある有名な修道院です。ここでは尼さんたちの厳粛な生活と、ペルー人と宗教との関わりなどをガイドに案内してもらいます。橙色と青色の壁が続く修道院の内部は展望台から見下ろすと迷路のように入り組んでいるのが分かります。

サンタ・テレサ修道院

アレキパの東部にあるサンタ・テレサ修道院は美術館のようにルートが付けられており、部屋の一つ一つにスペイン統治時代に持ち込まれた聖画や装飾品が展示されています。「金の部屋」と呼ばれる輝かしい装飾品に囲まれた個室はとても見ごたえがありました。自分が訪れた時間帯が遅かった為か、館内には人影も殆どなく静かな午後に歴史の重みだけが浮き彫りにされていました。

サン・カミロ市場

アレキパでの日常を感じたいのであれば市場に足を踏み入れてみるといいでしょう。サン・カミロ市場は平日・週末と関係なく常に人が往来して活気のある市場で、沢山の市民の素の姿を見ることができます。ウォーキング・ツアーだと大体訪れることになる市場なので、ガイドの話に耳を傾けながらアレキパの人々の生活の営みを目と耳で追ってみましょう。

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アンデス聖地博物館

1995年、郊外のアンパト山の中腹で「フワニータ」という少女の氷付けのミイラが発見されました。このニュースは瞬く間に世界に広まり、考古学者たちの目を一斉にこのアンデスの聖地に向けさせることとなりました。

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山を畏れ、預言者が生まれ、神の怒りを鎮めるために聖地アンパト山やアレキパ周囲の山頂で生贄の儀式が行われてきました。スペイン統治時代に入り欧州文明とキリスト教の教えが土着の宗教と融合をすることにより人口の大幅がアンデスの信仰から離れた後も、この生贄による儀式は続けられていたという話はとても興味深いものがあります。

アレキパ市内にあるアンデス聖地博物館(Museo Santuarios Andinos)ではアンデスの民の風習や儀式などの解説の他に、フワニータの悲惨な最後に迫ったビデオドキュメンタリーと、実際に彼女が保存されている冷凍室を見ることもできます。ここはアレキパ訪問の際には絶対に見逃せない主要ポイントです。

バシリカ大聖堂

プラザの中心に佇む荘厳なバシリカ大聖堂はアレキパの象徴ともいえる美しい建造物です。夜になると聖堂の扉は開け放たれ、誰でも自由に観覧することが可能です。建築そのものの美しさもさることながら、堂内にはペルー版「最後の晩餐」の絵画が掛かり、ここではキリストが信徒たちとギニーピッグの丸焼きを祝福している姿が描かれています。
この絵画はスペイン統治時代に、土着信仰をもつアンデスの人々にキリスト教を伝えるために馴染みのある祝いの品であるギニーピッグを聖画に取り入れたものだと云われています。面白いですね。
この聖堂には珍しい堕天使ルシフェルの彫刻もあり、美術館としてのクオリティーも兼ねている名所となっています。

Basilica-Cathedral-Peru-Piru-Arequipa-Travel-Adventure-Backpacking-South-America-ciudad-de-blancaプラザには屋上レストランもあり、テラスからはアレキパの美しい夜景を楽しむことも出来ます。夕暮れに浮かび上がるバシリカ大聖堂の姿や遠くに見えるミスティ山などは感動のため息を誘うでしょう。


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コルカ渓谷とサンガイエのオアシス

アレキパ観光とよく抱き合わせにされるのがコルカ渓谷のツアーです。
このコルカ渓谷はペルーで二番目に深い谷といわれ、アメリカのグランドキャニオンの二倍以上の深さがあります。アレキパから車でおよそ三時間。市内からは様々な観光ツアーが出ており一泊二日のツアーが定番となっています。

自分も前日にホステルの受付でツアーの予約を手配して、翌朝早くアレキパの町からコルカ渓谷のあるカバナコンデの集落へ向かいました。
初日はコンドルの見える展望台を通り抜けながらコルカ渓谷の淵まで行き、そこから三時間ほどのハイキングをして渓谷の底にあるサンガイエのオアシスで宿泊しました。

初日のハイキングは下りオンリーなので、時間こそかかりますが楽々。
しかし往路はひたすらの上り坂になりますので、ちょっとした覚悟が必要です。ロバ引きによるタクシーのサービスもあるので、登り坂に自信が無い方は利用してみるといいかもしれません。

僕が観たコルカ渓谷とアレキパの町の様子をビデオでお送りします↓

Vision of Arequipa and Colca Canyon

カバナコンデの人々

アレキパの町から三時間離れたカバナコンデではその土地で生活をする人々の営みがはっきりと見て取れました。

カバナコンデの郊外にあるチヴァイ村では観光客と写真を撮る鷹匠や、お土産を売る人々の姿、川のほとりに作られた小さな温泉施設を経営する人々など様々な表情が我々観光客を迎え入れてくれました。

カバナコンデの名産品サンカーヨの実はサボテンの仲間で、緑色の果実を切るとキウイのように小さな斑点状の種がぎっしり詰まっています。カバナコンデではこの酸味のある果物をピスコ(ペルーのテキーラ)と卵白とあわせてコルカサワーというカクテルを振舞ってくれる屋台もあります。コルカ渓谷を後にするとのんびりとした帰り道につきますが、道中見晴らしの良い展望台に立ち寄ったり、野生のビクーニャの群れと遭遇したり、最後まで感動にあふれたツアーでした。

 

ペルーに訪れる場合はアレキパとコルカ渓谷をお見逃し無く。

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